NCL 予約好調

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NCL 予約好調

NCLはこのほど2010年の予約ならびに値段の傾向が2009年に比較して好調であると発表しました。

NCLの10の船隊で「予想外」の受注量があり、4月2日現在、料金も平均して7%増加しているようです。特に前評判の高かったNCL EPICとプライド・オブ・アメリカにNCLは注目していると言っています。

NCLのCEOは「私たちの第一四半期における、乗客への働きけが成功したようだ」と言っています。年の初めは乗客が今年はどの船に乗ろうかと考え、予約を入れる時期で、クルーズ各社ともウエーブシーズンとして重大視し、この時期での予約が、その年を左右する重要な時期です。NCLはそれに成功したと言いたいようです。

NCLの発表から時をおかず、世界最大のカーニバルが3月22日現在、料金が5%上昇し、予約も好調だと発表しました。

クルーズ極寒の時代は案外早く過ぎ去ろうとしているのでしょうか。私たちにとってはあまり好ましいことでは無いとは思いますが。今年どれだけの新造船が建造されるかで、回復が本物かどうかわかると思います。

チリ大地震とクルーズ

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チリ大地震とクルーズ

巨大地震のあったチリですが、震源地に近い大都市、サンチャゴと最寄の海岸線にあるのがバルパライソです。バルパライソは南米におけるクルーズの発着地点として重要な位置を占めています。

多くの乗客は空路サンチャゴに来て、そこから200キロほど離れたバルパライソで船に乗るのです。特に南米クルーズとしてはブエノス・アイレス−バルパライソが有名ですし、ロスからバルパライソの航路もあります。

前置きが長くなりましたが、日本人になじみの薄いチリの位置関係を知ってもらおうと書きました。

さて今回の巨大地震ですが、クルーズへの影響があまり良くわかりません。唯一スタープリンセスが影響を受けています。船や港に損傷は無いようですが、問題はサンチャゴ空港が部分開通で、乗客が集まらないようです。

そこでスタープリンセスでは出航を火曜日から木曜日まで延期して、乗客の到着を待っているようです。その一方で、下船客でサンチャゴ空港から戻ることが出来ない人のために、有料で「船上ホテル」を提供しているようです。もちろん船は津波を恐れてか、沖合いに停泊しており、自由に乗船、下船は出来ません。

阪神淡路の300倍ものエルギーであったといわれるこの地震で、比較的インフラの損傷が軽微だったのは、チリでは非常に厳しい耐震設計を義務つけられているからです。

でもさすが「アニータ」の国チリだけあって、略奪が繰り返されるなど民意は低いですから、南米では比較的治安が良いとされている、チリでも非常時での行動は慎重の上にも慎重でなければなりません。

つかの間の賑わい 日本船

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つかの間の賑わい 日本船

ここ暫く、日本船がロングに出ていて、我がサイトの日本船掲示板でも「書く話題がない」と嘆きの言葉が寄せられていました。そのような時、昨日(2月28日)びいなすが南太平洋アイランドクルーズから神戸に帰ってきたのです。放水艇の歓迎ならびに先導での帰国です。

ところが思いもよらぬ「チリ大地震」の津波神戸港にもやってくると心配しましたが、何事もなく、ホッとしました。3月9日には飛鳥がアジアグランドクルーズから帰ってきます。

そして何よりも大きな話題になりそうなのが、にっぽん丸の3月26日処女航海です。船体はすでに塗り替えられ、新しいにっぽん丸として見ることができる状態ですがブログではまだモザイクがかかっています。私たちへの公開はまだのようです。

でも改造の状況がブログに細かく記載されています。是非見てください。
http://www.nipponmaru.jp/blog/?cat=11

改装にっぽん丸がどのような評判を獲得するのかとても気になるところです。とっても待ち遠しい思いでいます。飛鳥とは一味違った国際クラスの高級船として活躍して欲しいものです。

でもこのような日本船の賑わいも5月に世界一周に出かけるとまた寂しくなってしまいます。つかの間の賑わいでしょうか。

クルーズ会社の新造船意欲は

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クルーズ会社の新造船意欲は

例年新造船は10を越える一大クルーズ・ブームで造船所は満杯でした。昨年のリーマンショック以来新造船がどうなるか、とても関心を持って見ています。

今年はすでにリーマンショック以前に契約していた船でしょうが、10隻が加わります。NCL Epicやクイーンエリザベスなどエポックメイキングな船が含まれています。オアシスの同型船アリュールなどは就航を前倒しにするくらいです。

さてリーマンショック以来の新型船として総代理店クルーズバケーションに次のような発表がありました。

引用開始・・・・・

カーニバル・コーポレーションのスポークスマンによると、プリンセスに新造船の建造計画がある事は以前から公表されていたが、新しいデザインの決定に当初の予定よりも時間を要し、今回の契約に至ったという。

フィンカンティエリ造船所のCEOボノ氏は、「カーニバル・コーポレーションの中でも名声高いプリンセス・クルーズの新造船2隻を建造できることとなり非常に光栄である。」 と喜びを述べた。

2隻の新造船は、いずれも139,000トン、乗客定員3,600名で、2013年春、2014年春と2年連続の就航となる予定。

引用終了・・・・・

明らか新設計の船です。リーマンショック以来、為替は大きく変動しました。リーマンショック以前なら、円安の日本での建造もありえたでしょうが、造船所決定までに紆余曲折があったことだと想像しています。

この発表を見て同業他社がどのように動くか興味があるところです。

眠れる巨人は目覚めるか?

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眠れる巨人は目覚めるか?

しばらく前、RCIの極東支配人にお会いした時、JATAの「日本における海外旅行」のデータを開示した時、その市場規模の大きさもさることながら、旅行単価の良さに目を見張りました。それに引き換え、クルーズ業界の何と小さなことか?

そこで彼は日本のクルーズを「眠れる巨人」と命名し、中国などと比較してはるかに上質な旅行市場であることを認識し、「日本市場を見捨てることは無い」と言い切りました。

その時、ゴールデンウイークやお盆に正月の海外旅行の単価は狂ったほど高いことも話しました。それは外国船クルーズを日本発着にすれば大きく儲かるのだと。それから二年、横浜発着のレジェンドが実現しました。(別段私の助言が契機となったわけでは無いとは思いますが、日本サイドの言うことを聞くようになったのでしょう)

レジェンドは瞬く間に売り切れになり、単価の高い5月2日はこのほど予約を再開しました。ところが、ところが・・・・
売り出し当時、インサイドで899ドルだったのが何と1,699ドルに高騰しています。如何に「変動相場制」とは言え法外な値段です。

きっとレジェンドは「歴史的大儲け」となることでしょう。これに刺激を受けて、コスタ日本寄港を日本発着変則クルーズにして、航空券の半分以下のプレミアムを追加しても売れると思います。

レジェンドの大成功が眠れる巨人を叩きおこしてくれれば良いのですが。

オリンピックとクルーズ

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オリンピックとクルーズ

いつだったか、日本のテレビニュースでバンクーバーオリンピックの警備員の宿舎にクルーズシップ三隻が借用されたとの記事が放映されました。一隻はあの特徴のあるカーニバルだったのですが、あと二席は船体下部がダークブルーの船でした。セレブリティかなとも思いました。

さて観客の側ですが、さる旅行社がNCLの船をチャーターして、オリンピック期間中「四泊洋上ホテル」として使用するプランが売り出されました。船はロスからバンクバー往復です。ところが「予約がなかなか集まらない」との理由で、突如中止になりました。

しかしクルーズクリティックの調査では、1回目は1,300人、2回目は800人、3回目は売り切れだというのです。「本当にキャンセルになったのか」「旅行社がNCLにすでに支払っている1,000万ドルは返却されたのか」など、真相を確かめるべく、旅行社とNCLに問い合わせましたが返答を拒否されたそうです。

さらに本件に関しての払い戻しに関する電話番号が公表されましたが、電話がつながらないそうです。

どうやら当初設定した高額な価格では人が集まらず、値段をさげた結果採算割れを生じたのが原因かも知れません。

洋の東西を問わず、怪しげな話があるものですね。私たちも用心しなければなりません。

コスタアレグラ その3

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コスタアレグラ その3

さて食事はどうでしょうか。洋食好きの人なら満足だと思います。

朝食はダイニングとブッフェですが、どちらもセルフサービスです。ただダイニングではコーヒー、紅茶はウエイターがサーブしてくれますし、卵を目の前で料理する腕前はダイニングのほうが数段上だし綺麗です。私が楽しみにしている、ベーグルを目の前で焼いてくれるのはありませんでした。トーストも既に焼いたのを取るだけでした。マフィンも同じくです。

ただ私たちのような和食党は本当に参ってしまいます。お粥も依頼すればよいのですが、どうもイマイチです。ぬるいお粥だったりザーサイを忘れてくれたり、イライラします。それに時間がかかることがあります。

昼食は一番多彩です。ダイニングとブッフェとアマルフィレストラン(寄港地の日は休むことが多い)の三箇所でアジアンもありますから、どこかにお気に入りを見つけることが出来るでしょう。

夕食はダイニングですね。必ずアジアンメニューがあります。(私の口に合いませんが)
メインで野菜の代わりに白いご飯をお願いすれば出してくれます。ブッフェはイマイチだし、アマルフィは有料となります。

人の好みは色々ですが、洋食好きの人は合格でしょうが、和食党は若干苦痛でした。もちろんハンバーガーやピザも時間帯を分けて楽しむことが出来ます。ハンバーガーはパンも中味もあらかじめ焼いてあるものを組み合わせる最低のものです。

それから水が飲めたものではありません。必ず有料のミネラル・ウオーターを注文する必要があります。これが高価です。陸上で安い水を購入しても持ち込み禁止ですが一本くらいは目をつぶってくれます。

ショウ

歌と踊りのプロダクション・ショウは何回かありました。レベルはそれなりに高いのでしょうが、馴染みの曲があるかないかで随分楽しさが違いました。それに引き換えオペラ歌手は「臆面も無く」これでもかと言わんばかりにみんなが知っている曲を歌い、観客にも歌わせました。結構楽しかったです。

その他にアクロバットサキソフォン演奏やら、大道芸などありましたが、全て撮影禁止でした。

エンターテイメント

圧巻は赤道通過祭りにカーニバルでとても楽しかったです。ダイニングでも「目玉」のイタリアンナイトの他にも簡単なイベントがありました。そして毎日ラテンダンスの講習もあり、イベントが盛りだくさんで、とても充実していたと思います。

全体的な印象は読者の川柳「文句いいつつも 安くて楽しいコスタかな」につきると思います。
http://inox-m2.com/report/costa/keiji/