メキシコのコズメル港、再開の喜び - 藤原雄一郎のクルーズワールド

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メールマガジン010号　　　2005/11/16日発行（月・水・金発行）
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□□ メキシコのコズメル港、再開の喜び □□

今年はハリケーンの被害が目立ちました。カトリーナ被害は大きく世界に知れ
渡り、アメリカとしては知られたくない醜態も世界に示しました。そして１０
月に襲ったハリケーン・ウイルマで大きな被害を受けたカリブ海クルーズでの
有名な寄港地コズメルも閉鎖されていました。

１１月１４日、待望のクルーズがやって来ました。港は歌と踊りで大歓迎です。
メキシコのコズメルにとってクルーズによる収入を断たれることは死活問題で
あるだけに、再開を待ちわびていたと思います。

１４日に到着したのはセレブリティ・ギャラクシとカーニバル・トライアンフ
の二隻です。しかもクルーズが着岸する港はまだ修理中なので、乗客はフェリ
ーターミナルへ、テンダーボートで下船しなくてはなりませんでした。しかし
街にはマリアッチや踊りが広がり、物売りも戻り、活気を取り戻したようです。

今後は１２隻のクルーズ・シップが続々と寄港開始します。１２隻もの船の寄
港が中止になったわけですから、アメリカとは比較にならない経済力であるメ
キシコの港町の経済的打撃は大きかったと思います。

自然現象とはいえ、このような被害はクルーズで生活を支えている人々にとっ
て過酷なもので、気の毒です。人類が我が物顔で地球を思いのままにしている
報いでしょうか？地球温暖化の影響はジワジワと私たちに迫ってきているよう
に思えます。

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