飛鳥２、にっぽん丸　世界一周から帰港 - 藤原雄一郎のクルーズワールド

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メールマガジン0131号　　　2006/07/17日発行（月・水・金発行）
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□□ 飛鳥２、にっぽん丸　世界一周から帰港 □□

飛鳥２とにっぽん丸が１００日間にわたる世界一周クルーズから戻ってきまし
た。初の世界一周である飛鳥２は船籍を登録している横浜で歓迎セレモニーを
受けました。乗客656人中446人が横浜で下船し、ダンボール箱は２７００にも
及んだそうです。

私も存じ上げている雑誌「クルーズ」でおなじみの海事プレスの若勢常務は、
かって朝日新聞に飛鳥２の中傷記事が大きくでたことによほど腹を据えかねた
のでしょうか、下船する乗客に次々とインタビューを行っています。

乗客の口からは次々と賛美の声が聞こえてきて、時々聞く苦情も乗客のマナー
についてであったり、今回は長すぎたので来年は飛鳥２のオセアニアにします、
と言った声に若勢常務はご満足の様子です。

そこで朝日新聞の記事を持ち出して誘導尋問をしたところ、「そんな記事が出
たらしいね。でも排水の逆流なんて全くなかったし、そんな話誰からも聞かな
かったよ。船内は旧飛鳥に比べて広々としているし、とってもいいよ」と、
一蹴されてしまった、とさらに若勢常務はご機嫌です。

少しの悪い事例をあたかも全てであるような朝日新聞の記事と雑誌「クルーズ」
を発刊し、こよなくクルーズを愛する若勢常務。メディアの情報には大きな落
差があることを痛感しました。もっともこの種クルーズ雑誌は「良いことばか
りのクルーズのまわし者」との声も良く聞きますが・・・

世界一周から戻った飛鳥２の口コミ情報はこれから広まることでしょう。発売
即完売の飛鳥２の人気にひきづられ、国内船の人気が高まりつつあります。
この人気の波がより選択肢の多い海外クルーズに波及すればと思います。

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