クラウン・プリンセス 240人負傷の原因はヒューマン・エラー

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メールマガジン0137号   2006/07/28日発行(月・水・金発行)
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□□ クラウン・プリンセス 240人負傷の原因はヒューマン・エラー □□

新造船クラウン・プリンセスがニューヨーク発カリブ海クルーズの航海中、ケープカナベラル沖合で突如左舷に12度傾き、240人の負傷者を出しました。この事故の詳細は http://inox-tabi.net/fj/modules/xfsection/article.php?articleid=246 に記載していますので参照ください。

この事故の原因が明確でないまま、次のクルーズは2日短縮して実行されました。そしてこのほどプリンセス・クルーズから原因について始めて公式コメントが出ました。

それによると事故の原因はヒューマン・エラーだとのことです。つまり操船ミスということでしょうか?対策として人の入れ替えをしたので安全は確保されたと言っています。

しかし私たちが安全と信じているクルーズの運行に操船ミスにより240人もの被害を出すとは想像だにしていませんでした。私は技術出身ですので「ヒューマン・エラーほど再発防止の対策を取りにくいものはない」ことを骨身にしみています。「人間は必ずミスをする」という前提で設計がなされているはずですから、今回の操船ミスはよほどのことだったのでしょうか。

しかもその内容は現在官憲により調査中であるので、公表できないとプリンセス・クルーズでは言っています。ますます不安が募ります。人の命を預かる当事者はもっと私たちが納得できる情報を開示すべきだと思います。今回の操船ミスがあまりに馬鹿げたレベルの低いものであったなら、人の交代ですむでしょう。しかしそうでないのなら人の交代くらいでは安全が確保されたとは言えません。

プリンセス・クルーズは当局の調査が完了しその原因が明確になるまでクルーズを中止すべきではないのでしょうか。