世界最大フリーダム・オブ・ザ・シーズにノロウイルス発症

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まずノロウイルスとは何かから説明しましょう。

ノロウイルス感染症は激しい腹痛や下痢、嘔吐を繰り返します。そして何もしなくても2,3日立てば回復します。症状の激しい割には快癒するとケロリとしています。アメリカでは毎年2300万ケースの発生があり、クルーズではその1%以下の発生があるそうです。

日本でもノロウイルスは発症していますが、幼児やご老人の場合は深刻なケースもあるそうです。幸いまだ日本の船には発症していませんが欧米の船では良く発症しており、私自身、今年の春スタテンダムで経験しました。(感染はしていません)

ついこの間、カーニバル・リバティで同社としては最大規模の発症があったばかりというのに、今度は華々しくデビューした世界最大フリーダム・オブ・ザ・シーズにノロウイルス発症がありました。事実は次のとおりです。

去る11月26日から12月3日までのサンクスギビング・クルーズで乗客3,832人のうち338人(9%)、クルーは1,402名のうち43人が発症しました。患者は市販薬の投与で回復に向かったそうです。

船によって対応はまちまちですが、今回は感染していない乗客に対する情報公開が不十分であったようです。消毒は徹底的にしたようですが、一般乗客に情報を公開し、乗客の協力を得ることがとても大切なことです。その証拠に一般乗客とクルーの発症率に大差があります。

フリーダム・オブ・ザ・シーズはまだ新造船で対応になれていないのでしょうか?その点今年乗船したスタテンダムは対策が徹底していました。その意味では古い船の法がサービスでも危機管理でもなれていて安心ですね。

ノロウイルスは日本でも日常生活での感染の恐れがあります。感染防止のためには徹底した手洗いと手の消毒が必須です。老人ホームや病院など閉鎖空間では一人が発症すればたちまち感染が広がります。十分に注意する必要がありますね。

藤原雄一郎のクルーズワールド
http://inox-tabi.com/cruise/cruisetop.htm