世界最大 フリーダム・オブ・ザ・シーズ ノロ・ウイルス騒動続く

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今、日本でもノロウイルスが猛烈な勢いで流行しています。今年の冬は、日本の船でもノロ騒動が起こるのではないかと心配しています。何度も言いますがノロに感染してもパニックにならず、冷静に行動することです。ノロは症状には激しいものがありますが、何もせずとも2,3日で回復しますし、日ごろから手洗いとうがいに気を配ることが大切です。

命にかかわるのは高齢者と幼児だけです。ノロで危険な高齢者はクルーズを楽しむほど元気ではありませんから、クルーズを楽しむ人はノロで2,3日損をしたと考えるくらいの余裕が必要です。

さて外国船ではカーニバル・リバティに続いて、フリーダム・オブ・ザ・シーズで乗客の9%もの感染者を出したことはすでに述べました。乗客が下船した後、徹底的なクリーニングを実施して、解決したと思っていました。

しかし後続のクルーズでまたもやノロが発症しました。今度は感染率2%程度ですが、消毒が完全でなかったのでしょう。そこでその次のクルーズは七泊が五泊に短縮されました。二日間かけて消毒に努めるためです。

乗客は短縮クルーズをキャンセルする権利が付与され、今後一年間ロイヤルカリビアンの次のクルーズの料金を25%割り引きする特典を与えられます。そして短縮クルーズを了承した乗客にはクルーズ代金の50%の払い戻しと、今後一年間に予約する次のクルーズは半額となります。

また二日間乗船が遅れるわけですから、地元の乗客を除き、地上で発生するコストを補うため、250ドルのオンボード・クレジットが与えられます。この250ドルのオンボード・クレジットは船上でしか使えません。チップや飲み物の費用に充当するわけです。

外国船に乗る場合本当にいろいろと不測の事例が発生します。自分で自由に行動できない人は信頼できる添乗員つきのツアーを選ぶことが肝要です。しかしチャレンジ精神旺盛な人は「艱難汝を玉にする」のたとえのとおり、苦労の経験が多いほど、旅を楽しむ力が出てきます。あなたはどっちですか?

藤原雄一郎のクルーズワールド
http://inox-tabi.com/cruise/cruisetop.htm