外国船クルーズでの困った事件

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外国船クルーズでの困った事件

世の中には困った人はかならずいます。クルーズには安全神話があるのに残念です。

船から忽然と消えて行方不明になって裁判沙汰を起こした乗客の家族もいます。つい最近、世界最大の船、フリーダム・オブ・ザ・シーズでの出来事です。真夜中の1:45にバルコニーから24歳の若者が海に飛び込みました。そして朝8時に行方不明になったことが判明し、船は若者が飛び込んだ地点まで戻り、沿岸警備隊と共同で探索を続けましたが、みつかっていません。

おかげでこのクルーズは丸一日遅れ、寄港地をスキップせざるをえませんでした。そのわずか2日後に、NCLの船で船の吹き抜け階段の手すりを22歳の若者が滑り降りて転落し、死亡しました。またバルコニーから飛び込む事件は過去何度も起こっています。今年に入ってもカーニバルで一名、プリンセスでも二名発生しています。

普通バルコニーから転落することは考えられません。可能性があるとすれば
●酔っぱらっているか大馬鹿者か
●大男であるか(そのような大男はいません)
●バルコニーのいすに上ってよろめくか
このような馬鹿げた行動で貴重な命をなくすばかりか、大きな迷惑を船や乗客に及ぼします。一般に欧米人は日本人のように公共の場では酔っぱらうことはありませんが、自分たちの部屋では相当酔っぱらって悪行をなす事例がいくつか公表されています。カーニバルやロイヤルカリビアンなどでうっかり親しくなって彼らの部屋へ行くことは厳につつしまないと大変なことになる可能性があります。特に女性は要注意です。過去に実際に被害を受けた女性がいます。公共の場では十分に船側の注意も行き届いていますが、キャビンの中までは監視が及びません。

またカーニバルではジャマイカでカーニバルのツアーに参加していた乗客がつい最近、武器を持った強盗に襲われました。幸い負傷者はでませんでしたが、金品を奪われています。自分たちだけの個人旅行中におそわれたのではなく、れっきとした船のアレンジするツアーで二人組の銃を持った強盗に襲われたことに戦慄しました。

安全神話のクルーズでも、快適さと楽しさに浮かれることなく、十二分な注意が必要です。だいたいカリブ海は危ない所なんだと心にインプットしておく必要があるようです。

藤原雄一郎のクルーズワールド
http://inox-tabi.com/cruise/cruisetop.htm