新年のご挨拶

豪華客船の旅、クルーズファンのためのメルマガ
申し込みは
http://www.melma.com/backnumber_143773/

新年のご挨拶

年が明けてかなり経過しての新年のご挨拶ですが、昨年28日から10日間のびいなすニューイヤークルーズで台湾・南西諸島に行っておりました。あらためまして「あけましておめでとうございます」そして今年もよろしくお願いします。

昨年12月には日本船クリスマス乗り比べに続いてのニューイヤークルーズとまさに怒濤の一ヶ月でさすがに疲れました。今年はもうすこしゆっくりと、そして外国船を目指そうかと思っています。

さて昨年の飛鳥2、びいなす、にっぽん丸のクリスマスクルーズの写真集が出来ました。見て下さい。
http://inox-tabi.com/cruise/xmas2007/hyoushi/

船会社がいやがるであろう三隻比較HPも作成したいのですが、どうしたものかと思案中です。まず三隻の値段を比較して見ましょう。びいなす4万1千円、にっぽん丸は二泊で9万2千円で一泊あたり4万6千円、飛鳥2は9万6千円で一泊あたり4万8千円です。値段から考えますとびいなすは実に良くやっていると思いました。私個人の評価としては一等賞です。

飛鳥2の総合力はさすがでした。これぞクルーズにふさわしい大きな力を実感しました。しかし二泊のクリスマス・クルーズにもかかわらず、神戸→清水、清水→神戸の団体客への切り売りが100名以上もあり、クルーズを知らない乗客や添乗員がウロウロし、雰囲気をかなり壊していました。日本のクルーズにはそれなりの雰囲気があります。それを期待して多くの乗客が集まるわけですから、このような雰囲気を壊すような行為は飛鳥にかぎらず、日本船クルーズの自殺行為だと思いました。

このように雰囲気を壊すことがあらかじめわかっている場合には通常の乗客にその旨知らせる必要があるのではと強く思いました。これは飛鳥だけのことではありません。他の船でも「売れないクルーズ」で突如途中から大勢の団体客が乗り込んできて、驚いたという報告もあります。このような私の意見には異論もあることでしょうが、あえて書かせて頂きました。

にっぽん丸は「食のにっぽん丸」の持ち味を存分に生かしていました。特に朝食の写真を三隻比較してもらうとご理解頂けると思います。またにっぽん丸はとても良い乗客に支えられていると思います。この乗客資産ともいうべきものを大切にするべきであると思いました。

またいつも思うことですが、びいなすのケーキの美味しさと夜食の選択肢の多さ、さらに乗客と乗組員の距離の近さというか、船長はじめクルーの懸命のサービス精神にはホロリとするものがありました。その一方でにっぽん丸の「午後のティータイムの菓子が一種類だけ」「ティータイム以外はセルフサービス」というのは勘弁して欲しいと思いました。

私の意見はこれまでとして、三隻のクリスマスをじっくりとご覧頂きたいと思います。

藤原雄一郎のクルーズワールド
http://inox-tabi.com/cruise/cruisetop.htm