オアシス・オブ・ザ・シーズ マイアミに到着
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オアシス・オブ・ザ・シーズ マイアミに到着
夢のような超大型船オアシス・オブ・ザ・シーズがいよいよ、その活躍の場であるマイアミに到着しました。この就航にあわせてクルーズターミナルも新装され華々しいスタートを切ります。マイアミは大騒ぎで、一目見ようとする人たちで時ならぬ交通渋滞が起こったほどだそうです。
でもこの超大型船はまだ産みの苦しみの最中です。大西洋横断は悪天候で大変だったといいます。そしてパンチリスト（残工事リスト）のアイテムは6000にも上って懸命に、最後の追い込みをかけましたが、まだ1000アイテム残っています。
HPのビデオでも、マイアミ到着後に、セントラルパークの最後の追い込み工事が放映されています。まさに突貫工事です。現地時間で２０日の金曜日に命名式があると言うのに大変ですね。
その上に、値段を高くしたものですから、１２月は相当空室があるといいます。またRCIお得意の6000人にも上る「乗客のさばき」も大変だろうと思います。乗船・下船はお手の物で、新しいクルーズターミナルが威力を発揮すると思います。
でも複雑なダイニングシステムや事前にオンラインで予約出来るショウの座席など、6000人もの乗客を受け入れるために新機軸が準備されていますが、抜け目無く予約した客と、従来通りの客と、混乱が生ずることも考えられます。
このような初期トラブルがもし発生すると大変ですね。世界中のクルーズファンが注目しているオアシス・オブ・ザ・シーズです。最初のいくつかの航海での評判がその後の集客に大いに影響します。
RCIは「最初に乗船したお客様のクチコミ」で来年になれば予約が殺到するであろうと、極めて強気です。このような超大型船が満杯になると、経営は大いに安定します。でも空席が続けばたちまち経営危機になります。
世界第一のカーニバルは13万トンを限度に大型化を志向していません。クルーズシップはどこまで大型化するのかの試金石がこのオアシス・オブ・ザ・シーズの成否にかかっています。とても興味深いことです。
