外国船の衛生状態などクルーズの安全性

豪華客船の旅、クルーズファンのためのメルマガ申し込みは
http://www.melma.com/backnumber_143773/

外国船の衛生状態などクルーズの安全性

日本の旅行者にとって「クルーズと言えば高級な旅行」との考えが浸透しているように思います。さすがに最近は「夢の豪華客船バーゴ」などという誇大広告はなくなりましたが、このようなキャッチコピーがでるのも「クルーズと言えば高級な旅行」との潜在意識が日本の旅行者の間にあるからだと思います。

また日本の雑誌などの媒体はクルーズの不祥事や悪い点を取り上げることは皆無ですから余計にクルーズ神話を創り上げているのかもしれません。

でも外国船、とくにアメリカでは、クルーズは日本における「温泉旅行」のような気軽な旅行形態です。特にカリブ海などはそうです。ですから、酔っ払って船から海に飛び込んだり、いろいろな不祥事も耐えません。また寄港地旅行で、乗客が襲われたりすることも多々あります。

つい最近ではナッソーが危険な状態でRCIやカーニバルなど多くの会社が陸上旅行を取りやめています。カリブ海での安い価格のクルーズは要注意なのです。

さて前置きが長くなりましたが、外国船では良くノロウイルスのような感染症が発生します。私自身も20回弱の外国船クルーズで二回もノロウイルスに遭遇しています。

このほどボストンのリサーチ・チームがクルーズシップの清潔さに疑問をもち調査に乗り出しました。結論としては「清潔さに関するコンプライアンスが貧弱である。とくにトイレの清掃に問題があり、ノロウイルスなどの発症の原因となる」と報告しています。

報告書では「トイレの清掃が十分でなくノロ発症の危険性が37%の確率であり別の調査報告による4,800の病院での数値46%に近い状態にある。

驚いたことに船の公共トイレは20%の船が24時間のインターバルで清掃が行われていなかった。また赤ちゃんのおしめ交換テーブルは一週間以上全く清掃されていない船が三隻もあった。

船はいたるところにアルコール消毒液など完備しているが、基本中の基本であるトイレの清掃にもっと力を入れるべきである。」

と述べています。

外国人の場合良く握手などをしますが、これも衛生上から言えば良くないことです。また多くの人が使う公共のトイレは遠慮して、自分のキャビンのトイレを使用したら良いのでしょうか。そして時々ルームスツワーデスが部屋の掃除に来るとき、外に出てゆかないで、トイレの掃除をキチンとしているかをチェックするのが良いですね。

さらに手洗いは入念に行うことが必要ですね。新型インフルエンザも感染症ですから、クルーズのような閉鎖空間(そこから逃れることができない)では自衛手段が必要だと思います。

日本の船でノロの発症を聞いたことが無いのは、日本人的勤勉さでフィリピンクルーを教育しているからでしょうか?

とにかく「クルーズなら陸上旅行に比較して、衛生も、安全も大丈夫」と過信してはいけないと思います。特に値段の安い大衆船に乗船する場合は陸上並の警戒心が必要です。やはり「値段の高いのは保険」と考えるべきなのでしょうね。

あなたの安全行動についてアンケートに参加下さい。
http://bbs1.sekkaku.net/bbs/fujiwara69.html