ヨーロッパクルーズ市場は急成長 - 藤原雄一郎のクルーズワールド

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メールマガジン092号　　　2006/03/28日発行（月・水・金発行）
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□□ ヨーロッパクルーズ市場は急成長 □□

ヨーロッパ・クルーズ・カウンセル（ECC）は欧州におけるクルーズ市場の伸び
が１３％であり、２００５年は、３２５万人近い人々が欧州ではクルーズを楽
しんだと発表しました。

欧州クルーズ人口の内訳としては、イギリスが３３％、ドイツ２０％、イタリ
ア１６％、スペイン１２％、フランス７％、ギリシャ３％、その他９％です。

中でも伸び率が２８％と著しく大きいイタリアは「藤原雄一郎のクルーズワー
ルド」でご紹介していますように、MSCとコスタの新造船効果によるものです。
米国に次ぐクルーズ大国イギリスの伸び率は４％と穏やかなものでした。

欧州クルーズ業界で一番の人気は地中海と大西洋の小島で全体の６０％を占め
ます。一方カリブ海など非ヨーロッパは若干減少気味ですが、それでも全体の
２４％を占めています。最近人気が上昇しつつあるのは北欧クルーズで１６％
の伸び率で全体の１６％を占めています。

ECCのマーケッティング・デレクターは「ヨーロッパでクルーズの伸びが著しい
のは喜ばしいことであるが、旅行業界に占めるクルーズの割合はまだ小さい。
従ってクルーズの伸び率は今後も大きいであろうし、新造船の建設が盛んなの
はその何よりの証拠」と話しています。

日本では海外旅行年間２０００万人弱に対して、クルーズはわずかに１７万人
です。今年は日本旅行業界もクルーズ・イヤーを設定し、５０万人を目指して
います。飛鳥？の投入がその起爆剤となれば良いのですが。

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