航空機爆破テロのクルーズへの影響 - 藤原雄一郎のクルーズワールド

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メールマガジン0144号　　　2006/08/14日発行（月・水・金発行）
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□□ 航空機爆破テロのクルーズへの影響 □□

ロンドン・ヒースロー空港でテロリストがアメリカ行き飛行機を爆破する計画
があるとして犯人を逮捕しました。そして空港での検査が極端に厳しくなり大
混乱を来したことは皆さん良くご承知です。

この事件でアメリカの港湾当局は「警戒レベルを上げることはしない」と言明
しています。そして従来の安全対策を着実に実行するとも言っています。それ
では従来の警戒レベルとはごのようなものでしょうか。

●手荷物の１００％検査の実施
●乗客リストならびに身元確認の強化
●港での一般人の立ち入り制限
●入港に先立って事前に乗組員名簿ならびに乗客名簿の提出
●全ての船に優秀なセキュリティ・チームならびに責任者の設置義務つけ
●沿岸警備隊のセキュリティ・ゾーンを船のまわりに設定する
●国際的なセキュリティに関する海事規則の順守

などです。航空機も厳重な検査をしていますので、クルーズも犯人たちがその
気になれば、テロの実行は可能です。この事件の影響でクルーズ各社は空港へ
は十分な時間的余裕を持ってチェックインするようにと呼びかけています。同
時に航空機の遅れに対して場合によっては船の出発時間を遅らせる等の配慮も
考えているようです。

テロは今後とも絶滅することは全く期待できません。できるだけ信用出来る旅
行社の優秀な添乗員のつくツアーを利用するように日頃から心がけておきましょ
う。

どの会社が信用できて、優秀な添乗員がいるかは、日頃の経験から判断するし
かありません。危機管理の観点からの判断する目を養いましょう。個人的にメ
ール頂ければある程度の情報はお知らせできると思います。

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