シアトル港でホーランド・アメリカが電力を陸上から送電!!

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メールマガジン0149号   2006/08/23日発行(月・水・金発行)
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□□ シアトル港でホーランド・アメリカが電力を陸上から送電!! □□

ホーランド・アメリカのオーステンダムとウェステンダムがシアトルに停泊中
に電力を陸上から送電できる改造をするそうです。そのために改造費は一隻あ
たり100万ドル(一億二千万円)もかかるそうです。そしてアメリカ環境当
局からの助成金はわずか2万5千ドルです。

なぜこのようなことをするかと言うと環境問題につきあたります。船が停泊中
に船の発電装置で発電すると大気汚染物質(窒素酸化物、硫黄酸化物、煤塵)
が港に放出されるというものです。ですから陸上で十分に大気汚染対策が出来
ている発電所から送電することにより、シアトル港の環境を守るとの趣旨です。

ニュースではなぜホーランドなのか?他の船は良いのか?その判定基準は何か
?などが明確でなくて皆さんに報告出来ないのですが、ホーランドの今回の対
象の船はディーゼル・エンジンの燃料に重油を使用しています。そのあたりが
規制の対象になったのかと推定しています。

ホーランド・アメリカでは米国の環境庁にあたるお役所に、海水を使用したス
クラッバーで硫黄酸化物の除去のテストをする許可を得て実験に乗り出す計画
もあるそうです。大気汚染物質は根本から絶たないと大変にやっかいです。こ
のようなスクラッバーの設置での後処理はとてもやっかなものです。発電と大
気汚染に関しては専門の知識を持っている私としては非常に興味があります。

たしかに重油を燃料とするディーゼル・エンジンの窒素酸化物(NOX)や硫黄酸
化物(SOX)、煤塵の輩出量は多い物があります。今年乗船したカーニバル・プ
ライドでは後方デッキにいつも黒い煤塵が落ちていて、いやな思いをしました。

燃料高騰のおりから燃料を軽油にかえて大気汚染物質の低減をはかるより、
1億2千万円を支払ったほうが安いのでしょうか?クルーズと環境対策のあらた
な事例を興味深く観察したいと思います。


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