カーニバル・セレブレーションで弾丸見つかる

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カーニバル・セレブレーションで弾丸見つかる

つい先だって、カーニバルの乗客が銃を持った暴漢に襲われたというニュースを紹介したばかりですが、今度はカーニバル・セレブレーションのロビーで弾丸が見つかるという事件が発生しました。

カーニバル・セレブレーションがフロリダのジャクソンビルにおいて、乗客が下船を始めたときに、乗客がロビーに放置された弾丸を見つけ通報しました。弾丸は22口径だったそうです。早速米国の沿岸警備隊が調査しましたが、それ以外の武器は見つからなかったそうです。

しかし重要な事実は乗船時の検査にこの弾丸が引っかからなかったことです。弾丸のような小さなものは見つからないのでしょうか。手荷物でなくて、乗船時に預ける大きな荷物について、私たちは検査の実際を見ることが出来ません。果たして厳しい検査をしているのでしょうか?

いちいち大きな荷物の検査に立ち会う必要のないのは助かりますが、そのぶん危険と、隣り合わせでは困ります。今回の事件で、はからずも荷物の検査体制の不十分さが暴露されました。

カーニバルの当事者は「乗客の中には狩猟に行って、狩猟の時の荷物をクルーズの荷物をまとめるときに、弾丸を抜き忘れることもあるので、今回もその事例かも知れない」と言っています。このような無責任な発言では心配は払拭されません。

アメリカは銃社会です。安全のはずのクルーズで銃や弾丸を持ち込まれたのでは、危険なことこの上なしです。海賊の攻撃にも負けない「クルーズの安全神話」が崩れないことを祈るばかりです。そして多少不便であっても検査は厳重にして欲しいと思います。

クルーズ船がますます大型化して乗客・乗員総数が5千人をこえる場合もあります。時間の制約から果たして徹底した検査をしているのか、心配になってきました。クルーズ会社はこのような乗客の不安を明確な説明で拭い去るべきだと思います。


藤原雄一郎のクルーズワールド
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