外国船で困った時の対処法 その1

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外国船で困った時の対処法 その1

これからは外国船のクルーズを単独に購入し、マイレージなどを利用してクルーズライフを楽しむ人が増えてくると思います。そこで困った場合の対処法について述べてみたいと思います。

●前泊は必須
旅行社の企画するパーケージクルーズと異なり、単独行動する場合は全て自己責任です。もしクルーズの出発時間に間に合わなかったら、船は出航します。その場合次の寄港地までどのようにしてたどり着くかは全て自分でしなければなりません。このようなトラブルを避けるためにも、前泊は必須です。もし前泊が無理なら、その飛行機が飛ばなくても、同じ航空会社で次の便でも間に合うような十分に余裕を持ったスケジュールにしましょう。その国のクルーズ利用者が多く搭乗する航空機が遅れた場合、その影響は大きいので船側も待ってくれることもありますが、日本からの参加の場合はそのようなことは期待できません。くれぐれも余裕のあるスケジュールを組みましょう。

●乗船しても荷物が届かない
外国船は大型ですから乗客の数も何千人という単位です。ですから乗船して2〜3時間は届くのを我慢して待ちましょう。しかしこの時間を過ぎても荷物が届かない場合はパーサやフロントに申し出て下さい。ただ乗船前に正しい荷物受付場所で荷物を渡すこととバゲージタグに正しく記入することが前提です。この二つをキチンと守れば、あとは船側の責任となります。船側は届かない荷物の探索を始めます。そして荷物が港に船側のミスで置き去りになっていたら、直ちに次の寄港地に届くように手配してくれます。その間オンボードクレジットが与えられ、当座に必要なものを売店で無料で購入することができます。

●ツインベッドで依頼したのにダブルベッドになっている
これは簡単です。多くの船ではダブルベッドは単に二つのベッドの間隔をゼロにしているだけですから、ルームスチュワードを呼び、ベッドのアレンジを変えてもらえばすむことです。このような間違いは私自身も経験しています。

●夕食を遅い時間帯を頼んだのに早い時間帯になっている
原則として予約時点で「早い者勝ち」のルールが適用されています。ですから遅く予約した場合、このようなことがあります。また間違いもあります。そこで皆さんの夕食の時間帯を乗船後直ちに確認して下さい。大部分の船は乗船当日、レストランでメイトルデイがこのような時間帯の調整を行っています。まずフロントへ行き、用件を伝え、どこに行けば調整してくれるか聞いて下さい。そしてその場所で交渉しましょう。私の経験では二人席をお願いしたところ、快諾してくれましたが、無理だったと見え、不自然な場所に二人席がセットされていました。

●夕食で気に入らない客と同席してテーブルを変えたい場合
メートルデイにお願いすれば多くの場合席を変えてくれます。しかしここで大切なことはいやな相手を含めて相席の皆さんにテーブルを変えることと、その理由を告げることです。もっとも無難な理由は「船の中でお友達ができて、是非一緒に夕食をしたいと強いリクエストを受けたもので」など皆さんが気を悪くしない理由を考えましょう。これは最低限の礼儀ですから必ず実行して下さい。

ほかにもたくさんありますが、それは次回に。

藤原雄一郎のクルーズワールド
http://inox-tabi.com/cruise/cruisetop.htm