外国船で困った時の対処法 その2

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外国船で困った時の対処法 その2

これからは外国船のクルーズを単独に購入し、マイレージなどを利用してクルーズライフを楽しむ人が増えてくると思います。そこで困った場合の対処法について述べてみたいと思います。今回は前回に続くその2です。

●食事制限のある場合(塩分控えめ、ベジタリアンなど)
クルーズを予約する時に特別食であることを申し出て下さい。ベジタリアンとか塩分控えめなどはほとんどの船で対応してくれます。事前に申し出ていなくても、塩分控えめなどは食事の時に申し出れば、対応してもらった経験もあります。しかし予約時点で申し出るのが肝要です。また最近では多くの船が低カロリーのロウファット食をメニューに加えていることもありますのでメニューを注意深く読みましょう。

●人気の有料レストランの予約が取れない
これは船によって対応はまちまちです。人気が高く予約がとれないレストランではクルーズ中一回だけ利用と取り決めている船もあります。もっともスイートなどの高級なキャビンのお客様はそのかぎりでなかったりしますが。さらに人気のレストランは料金を上げることで対応しているケースもあります。たとえばクイーン・メリー2などは一人あたり30ドルがチャージされます。またどうしてもと言う場合にはメイトルデイ(給仕長)を足繁く訪れ、キャンセルの有無を確認することです。

●陸上ツアーが売り切れていた
何と言っても「早い者勝ち」です。ですから乗船したらすぐ、フロントデスクの近くにツアーデスクがありますから、いち早く申し込むことです。そして残念ながら売り切れていたなら「ウエイティング・リスト」に入れてもらいましょう。最近の船ではオンラインによる機械での受付をしています。この場合満員なら、似通ったツアーを提案してくれます。また船外に出れば、いろんなツアーが船より安く手に入ることが多くあります。しかし船で申し込んだツアーの場合、何か問題があって遅れそうな時でも素早く船と連絡をとり、善処してくれますが、船外でのツアーはあくまでも自己責任ですからあまりお勧めできません。

●ツアーに不都合があった
ツアーに何らかの問題があった場合はツアー終了後直ちにツアーデスクに「不都合の内容」を正確に訴えましょう。同じツアー客で同じ不愉快な思いをした人が多ければ多いほど、不都合を訴える力が増します。そしてその結果ツアー代金の全部もしくは一部が払い戻しになる場合があります、アメリカ人はこの点きわめて明確な行動をとりますから、英語の苦手な人は、クレームするアメリカ人にくっついておきましょう。

●ウエイターやバーテンダーの態度が悪い
直ちにメイトルディやフロントデスク、あるいはホテルディレクターに苦情を申し出ましょう。それでもだめなら手紙で通告することです。大部分の船は乗客の苦情に神経質になっていますので、必ず解決していくれるはずです。

●テレビやエアコンなどが動かない
直ちにルームスチュワードかフロントデスクに連絡しましょう。どうしても直らない場合はキャビンを変えてくれます。またキャビンが満杯の場合は、オンボードクレジットや将来のクルーズ代金の割引などのギフトが与えられることがあります。とにかく泣き寝入りしないで解決するまで要求し続けましょう。

以上述べたように外国船の場合「沈黙は満足」を意味します。かげでブツブツ言っていても解決しません。まず主張することです。

藤原雄一郎のクルーズワールド
http://inox-tabi.com/cruise/cruisetop.htm