竹村健一氏がクルーズでの観光立国を宣伝

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竹村健一氏がクルーズでの観光立国を宣伝

竹村健一氏はクルーズファンで知られています。提携サイトであるPTSでの顧問?もしておられ、有名人として「クルーズの広告塔」になっています。その竹村健一氏がこのほど、リージェントでアラスカクルーズを終えられました。26日の「報道2001」で、番組の最後に、竹村健一氏は次のように語っていました。

「米ソ冷戦時代はソ連と近接するアラスカはとても大切な戦略上の拠点でした。そのためにアメリカ政府も予算を潤沢にアラスカに投入し、アラスカ経済は安泰でした。ところが冷戦が終結し、もはやアラスカは重要戦略拠点ではなくなったので、年々予算が削減され、アラスカ経済は疲弊したのです。この状況を救う救世主がクルーズでした。クルーズ振興により年間100万人以上の観光客が押しかけ、アラスカ経済は見事に立ち直ったのです。事実アラスカには多くの船が殺到しています。」

「さて日本はクルーズ船が三隻しかありません。アメリカのクルーズのメッカはアラスカとマイアミを拠点とするカリブ海です。ここにヒントがあります。北海道をアラスカに、沖縄をマイアミと見立ててクルーズ振興をすれば良いのです。世界中から日本のアラスカ北海道、日本のカリブ沖縄を大宣伝し、世界中からお客を集め、経済活性化をすればよろしい」

ざっとこのような内容でした。竹村健一氏のような著名人が内閣改造で関心の高い「報道2001」でこのようにクルーズ言及したことは、クルーズのとても良いPRになったのではと思います。

それにつけても日本の三隻体制は何とかならないものかと思います。この状態では日本のクルーズが飛躍的にのびることはとても難しいと思います。雑誌クルーズのW常務が日本のクルーズ振興のためにはアメリカで成功しているロイヤルカリビアンやカーニバルのような定置定点クルーズが必要だと言っています。とにかくクルーズの多様性が日本に必要だと思います。若者が気楽に乗船できる安価なクルーズがあるならばといつも思っています。

現在の三隻は現在の客層で日本クルーズの最上層におき、それを頂点にもっと安価で気軽なクルーズに加えて、ゴロ寝からロイヤルスイートまでのフェリーまで裾野を広げて、「船の旅を楽しむ」「船に遊びに行く」機会を多く設定すれば日本のクルーズ人口も増加し、その結果外国も日本に注目し、外国船の日本進出も可能になることでしょう。

世界でも有数の経済大国日本がクルーズの世界では歯牙にもかけられていません。経済発展の著しい中国にばかり目が行っています。コスタやロイヤルカリビアンの中国進出の結果が2〜3年の間に出ると思います。私の予想では撤退の可能性も大いにあると思っています。その時に日本を組み込むアジアクルーズにスポットライトがあたるように、クルーズ業界あげて取り組むべきではないのでしょうか。

藤原雄一郎のクルーズワールド
http://inox-tabi.com/cruise/cruisetop.htm