びいなすのクリスマス・クルーズ

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びいなすのクリスマス・クルーズ

飛鳥のクリスマス・クルーズの写真集が完成しました。見て下さい。
http://inox-tabi.com/cruise/asuka2/xmas2007/index.html

飛鳥のクリスマス・クルーズの余韻がさめやらない間のびいなすクリスマス・クルーズの乗船です。飛鳥のあの圧倒的な設備の豪華さと選択肢の多さにどのように対抗できるのか若干心配しましたが、杞憂でした。「たのしいクリスマス・クルーズ」「びいなす船長以下の皆さんのおもてなしの心」をいやというほど感じて、とても楽しいクリスマスを過ごすことが出来ました。

まず受付からおもてなしは始まります。大勢の皆さんが待っている待合室に、サンタの服装をしたハンガリー出身のトリオが登場し、クリスマスソングを奏でます。やがて由良船長が受付の場所に顔をだし、女性陣を中心に、挨拶の嵐です。中には船長にだきつく人すらいます。船長も大変です。

そして受付が終わり、船長の出迎えの前を通り、一歩船内に足を踏み入れると、光り輝くクリスマスツリーのイルミネーションに聖歌隊のクリスマスソングのお出迎えです。一度にクリスマス気分に突入しました。「7階でコーヒーを」と昇ってゆくと、金髪の女性がすかさず私の顔を見て「おかえりなさいませ」の挨拶。見れば前回のクルーズで歩行困難な92歳の母の肩に手をやり「おばあちゃん、おやすみなさい」と言ってくれた女性です。とても嬉しかったのは言うまでもありません。今回は母はいないのですが・・・

クリスマス・ショウも8階に特設舞台まで設置して、びいなすにしては珍しい歌と踊りのショウです。写真もフラッシュさえたかなければOKです。このほうがよほどびいなすのPRになって良いのにと思います。飛鳥やにっぽん丸も撮影禁止を見直して欲しいものです。

今回は女性陣が圧倒的に多く、そのパワーに押しつぶされそうでした。飛鳥の場合は夫婦が断然多かったのですが!そのおかげでダンスは大入り満員ではありますが、5人も準備したダンスパートナーも不十分で船長さんは踊りずめでとても大変でした。また聖歌隊をつとめたゴスペルシンガーたちが「歌声広場」で実に上手に皆さんをリードしてクリスマスソングを一緒にうたいます。最後にはゴスペルまで皆さんノリノリで楽しいこと。

飛鳥ではあまりクリスマスを感じませんでしたが、びいなすは「とても楽しいクリスマス」を演出してくれました。とにかく楽しいのです。あっという間にクルーズは終了していました。これぞ「気さくな、そして気楽なびいなす」の真骨頂ではと思いました。

いつもの慣例ですが、下船の時に、乗客の皆さんとふれあう、エンタテイナーやダンシングパートナなどずらりと勢揃いでのお見送りは心地良いものです。飛鳥では感じられなかった船との距離の近さがびいなすの特徴でしょうか。今週末のにっぽん丸のクリスマスが楽しみです。

藤原雄一郎のクルーズワールド
http://inox-tabi.com/cruise/cruisetop.htm