ロイヤルカリビアン2008年第2・四半期/増収減益

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ロイヤルカリビアン2008年第2・四半期/増収減益

ロイヤルカリビアンの2008年第2・四半期の業績が発表されました。売り上げは伸びているのに利益が前年比34%減となりました。本来売り上げが伸びていますので利益も増加するはずですが、減益となった大きな理由は燃料費の高騰であるとRCIは言っています。

燃料サーチャージも各社ドンドン上昇し、一泊あたり9ドルがほとんどの場合相場となっています。でもRCIは一泊あたり10ドルでこれだけ減益となるのですから、他の会社はどうなんでしょうか。RCIはサービスを低下させることなくコスト削減に努めると言っています。その内容は陸上社員400人の人員削減などを柱とするものです。

RCIは大型客船を投入することにより経営効率を高める戦略をとっています。それでもこの状況ですから、今後クルーズ業界はどのようになるのか心配です。航空機と船の燃料サーチャージ値上げ合戦は勘弁して欲しいものです。海外陸上旅行でも燃料サーチャージの影響で旅行者数が減少傾向にあります。

それと海外陸上旅行にも大きな変化が生じています。JTBの調査によれば海外陸上旅行を支えていた20歳代女性の比率が2001年以降大幅に減少しているそうです。その一方で60歳以上の女性の場合はそれほど変化していません。ですから陸上海外旅行は今後減少傾向になると思いますが年配者に支えられているクルーズの場合はそれほど大きな影響がないのではと期待しています。その証拠に地中海などヨーロッパのクルーズは全ての費用を合計すれば一人最低でも50万円かかりますが、それでも毎年増加しています。

やはりクルーズは国内も国外も年配の富裕層に支えられているのでしょうか。

藤原雄一郎のクルーズワールド
http://inox-tabi.com/cruise/cruisetop.htm