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ホーランドアメリカの販売刺激策

世界的な景気後退のクルーズに対する影響を「目を皿のようにして」注目していたところ、その第一弾が出ました。ホーランドアメリカです。「ヤフーUSAファイナンス」にあるニュースには次のようにかかれていました。日本でこの政策がどのように反映されるかはわかりません。

●空前の低価格
●2009年5月1日よりデポジットを半減させる
●2009年5月1日よりキャンセル条件の緩和
●2008年12月17日よりの燃料サーチャージの廃止

以上の四項です。特に「空前の低価格」についてはきわめて興味深いことですので、詳細を述べます。

海側キャビンとバルコニーキャビンの大幅値下げが目玉のようです。内側キャビンと大差ない価格設定に踏み切りました。内側から海側で50ドル、海側からバルコニーで100ドルでアップグレードできるというのです。

低価格路線の具体例を述べましょう。
アラスカ7泊クルーズで499ドルからスタートさせます。7泊カリブで549ドル、12泊の欧州・パナマで999ドル、同じく16泊の南米クルーズで999ドル、14泊のオセアニアで899ドル、16泊のアジアで1,299ドル等々です。

もちろん需要の動向によりこれより高くなる可能性はありますが、最初は安値スタートをするつもりのようです。どうりで新興大手旅行社のクルーズ関連子会社が最近驚くような安値を出しています。自分で自由にクルーズを組み立てることができる旅行者にとっては明るいニュースです。

ホーランドアメリカが業界に先駆けて、乗客の囲い込みを始めたのでしょう。このような試みが急速に業界全体に波及すると良いですね。