アラスカクルーズに暗雲

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アラスカクルーズに暗雲

ロイヤルカリビアンはアラスカ航路に今年は三隻を投入します。レディアンス、ラプソディにセレナーデです。ところがこのほど来年(2010年)にはセレナーデをアラスカ航路から引き上げるとの報道がなされています。ロイヤルカリビアンが正式に発表したわけではありませんので真偽のほどは不明です。

さらに小さなクルーズ会社ですが、主にアラスカを主体にしているクルーズウエスト社は、この夏アラスカに船団を戻さないだろうと言っています。

景気後退による需要の減少でクルーズ料金も二割から三割下落しているそうです。それに対して、消費者はアラスカが課す一人当たり50ドルの税金を問題にし始めたとも報道されています。

各社とも2010年のスケジュールはまだ発表になっていませんが、ロイヤルカリビアンの動向が他のラインへも影響を及ぼすと思いますので、正式発表が待たれます。

アメリカのクルーズファンは「クルーズは楽しみたい。けれど費用は削減したい」と考えているようです。ですからアラスカの税金50ドルにまで神経が行くのでしょう。今後ポートチャージや政府関連諸税に対しても厳しい目がそそがれ、クルーズにかかる全ての経費を集計してどのクルーズを選択するかが決まる気配です。

アメリカは広いですから、航空運賃のかからないホームポートからのクルーズに乗客の関心が移りつつあるのでしょうか。ここにきてガソリンが下がっていますから、アメリカ人なら遠距離を自動車で移動するのでしょうね。

ヨーロッパはどのようになるのか気にかかります。

http://www.pts-cruise.jp/tour/diamond_princess/graciers_st/?afs=INOUE