Oasis にっぽん丸 神戸 その1

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Oasis にっぽん丸 神戸 その1

にっぽん丸のテーマクルーズ、Oasis にっぽん丸 神戸に乗船しました。真っ先にテーマの内容を報告すべきですが、何せ一年三ヶ月のご無沙汰でしたので、肝心のテーマについては「次回に後回し」としたいと思います。まずは写真集を見てください。
http://inox-tabi.com/cruise/nippon/oasis2009/index.html

リピート乗船の大切さ

国内の船で一番多く乗船しているのが「びいなす」、ついで「にっぽん丸」。飛鳥はあまり乗船していません。でも今回久しぶりに乗船すると、オフィサークラスの人たちが声をかけてくれるのです。クルーズディレクターで元気者のSさん、きめ細やかな対応で人気の高いアシスタントコンシェルゼのUさん、スポーツインストラクターのTさん、それに我が家の娘がお世話になったチーフバーテンダーのJ子さんなどです。

さらに4ドルフィンズのメンバーが手をあげて「お帰りなさい」と笑顔で挨拶してくれます。その中のメンバーとは勤務オフの時にデッキで色々と「お互いの家族」について話し込んだこともありました。そしてダンスの先生が「アラ、今回は弟さんとお母様はどうされたのですか。乗船されていないようですが」などと話しかけてくれます。これと言うのもメンバーが長い間変わらないので、過去の乗船がこのように蓄積されて一年三ヶ月の時間を感じさせず、まさに我が家に帰った気持ちがしました。

最初の挨拶の「お帰りなさいませ」の一言は船と乗客の距離を一挙に縮めてくれます。

にっぽん丸だけの特典

どうしてオフィサークラスの皆さんと顔見知りになることが出来るのか?それには秘密があります。にっぽん丸はたとえ一泊や二泊のクルーズでも、船長主催のカクテルパーティがあります。びいなすや飛鳥がパーティを開くミドル・クルーズならにっぽん丸は「ウエルカム」と「さよなら」の二回もパーティがあるのです。

ですから自然とオフィサーの顔を覚えます。そしてパーティで乾杯が終わると、船長以下オフィサーの皆さんが乗客の間を回るのです。船側の素晴らしい努力だと思っています。年に一回程度しか乗船しない飛鳥では船長の顔も、クルーズディレクターの顔すら知りません。知るすべがないのです。

またにっぽん丸のN船長は良くブリッジを解放してくださって、ここでも乗客との交流があります。このようなにっぽん丸の努力は乗客とオフィサーとの距離をうんと縮めてくれます。にっぽん丸が他の船に比較してリピータ比率が高いのもうなずけます。

ダイニングの案内は完璧

良くダイニングの案内が我が掲示板で話題になります。にっぽん丸では完璧でした。入り口で責任者が一人ずつ「何名さまですか」と聞いて、ウエイターが席に案内してくれます。そのウエイターに「相席OK」だとか「なるべく窓際」とか座席に案内される途中で希望を言っておけば、可能なら実現します。

話題になる「あの船」では、どうして入り口で「何名さまですか」の一言が言えないのでしょうか。そうすれば窓際ダッシュなど起こるはずもありません。船側として基本中の基本だと思います。にっぽん丸を見習って欲しいと思います。

今回は殊の外、相席の乗客の皆さんと楽しい会話が出来ました。素晴らしいお客様に恵まれました。お喋りに夢中になって、お食事をゆっくり楽しむことを忘れてしまいました。次回に述べるテーマクルーズの内容と相まって、本当に「船に遊びに行く」充実したクルーズとなり、帰ってきてドッと疲れが出たのか、随分と睡眠をむさぼりました。