Oasis にっぽん丸 神戸 その2

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Oasis にっぽん丸 神戸 その2

関係情報をまとめました見てください。
http://www.inox-m2.com/report/np/oasis2009/

テーマクルーズとは難しいものです。飛鳥は「Aスタイル」がテーマクルーズとして、すでに定着しています。びいなすは昨年テーマクルーズを実施しましたが、初めてのことでもあり、若干集客に苦労したようです。ある程度の経験による試行錯誤を通じて、定番になってくるのでしょうね。

なぜテーマクルーズが難しいかと言いますと、無寄港で文字通り「クルーズを楽しむ」のがテーマクルーズの目的ですから企画が勝負になります。十人十色といいますから企画が勝負の場合、どこに対象を絞るかがとても重要になると思います。もっとも簡単なのが「食事」と「有名歌手」です。これは飛鳥の路線ですね。飛鳥のAスタイルは結構人気を博しているようです。

Oasis にっぽん丸の場合、健康志向でデューク更家の「ウオーキングセミナー」がどうやら定着したようです。なかなか好評でした。でもデューク更家の不断の努力がこの成功をもたらしたのだと思います。セミナー以外でも乗客の記念撮影にわざわざポーズを取って、笑顔で気さくに応じる「お客様、第一」のサービス精神こそ、人気の秘密だと思います。

さらに今回は佐伯チズの美肌教室、アロマテラピー、ネイルケア&アートなど女性好みのイベントが多く、そのためか、いつになく若い女性が目立ちました。また日程の選定も、金・土・日の週末のため現役世代も参加しやすかったのだと思います。若い女性同士が「このような内容ならまた乗りたいね」と会話を交わしていました。

そして関西ということで、「世界一の朝食」をキャッチフレーズにしている神戸の北野ホテル監修の朝食とティータイムがあり、これは圧巻でした。同時に佐伯チズやジャズ・トリオなども関西弁丸出しで、関西色を全面に押し出していました。でもせっかくの世界一の朝食でも「ヨーグルトは苦手なんだよな」「朝食は和食でなくては」などとブツブツ文句を言う年配男性も見受けましたが、しかたがありませんね。

さらに日本のエーゲ海と呼ばれる瀬戸内海の航行で、明石海峡大橋二回、来島海峡大橋、瀬戸大橋と美しい風景を満喫しました。船長さんがマイクで見所にさしかかると説明をしてくださるのも誠に良かったと思います。その上にブリッジを解放してくれるものですから、美しい瀬戸内海をあたかも自分自身が船を動かしているような気持ちになりました。

天候も大きな要素です。同じOasis にっぽん丸でも横浜は悪天候で、船から見る風景を楽しむことが出来なかったようです。その意味で私たちはラッキーだったと思います。とにかく二泊三日はアッと言う間で、実に充実していました。

今回の乗船から感じたことは「テーマクルーズとは船側と乗客が一緒になって作り上げるもの」であるような気がしました。その意味でにっぽん丸の別の定番「プラチナ」は最高峰のサービスとしてすでに揺るぎない地位を確立していると思いました。Oasis にっぽん丸はこれからまだ無限の可能性があるようで楽しみです。