新型インフルエンザとメキシコ

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新型インフルエンザとメキシコ

いよいよ日本でも「渡航歴のない高校生」が新型インフルエンザに感染していることが明確になりました。何と我が母校が日本最初の国内感染の実例となり驚いています。結局「水際作戦」で国内への進入を止めることが出来なかったのですね。これからは感染者の数が毎日「ねずみ算」式に増加すると思います。でも幸いなことに毒性が極めて弱く、回復が早いとのことで、ホッとしています。

一方クルーズ業界の「メキシコ寄港中止」は今も続いています。それはアメリカのCDCが「メキシコへの不必要な旅行を控えるように」との警告を出していることに原因があります。

そのためメキシコは経済的に大きな打撃を受けています。そこでフロリダ−カリビアン クルーズ協会(FCCA)はCDCに対して、この警告を緩めるように手紙を出したそうです。事実現時点での新型インフルエンザ感染者の数はアメリカがメキシコを抜いて世界第一の感染者数になっています。

また現実にメキシコでなく、アラスカ航路での、前回報告しましたRCIのセレナード・オブ・ザ・シーズでの「新型インフルエンザ感染の疑い」は、疑いではなく、感染していることが確認されました。

全世界での感染が明確になった現在、メキシコだけを閉め出すことは理屈にあっているとは思えません。もっと平等な対応が必要だと思います。

USA TODAYによればCDCがメキシコに対する渡航の警告のグレードを下げたとのことです。そのためにRCIやカーニバルなどがボツボツとメキシコに戻ることを表明しだしたとも書いてあります。問題はメキシコより、アメリカのクルーズでしょう。

RCIの感染実例は、完治するのも早かったようで、今後は乗船の際のスクリーニングをより厳しくし、船内ではノロ対策と同じ方法がとられることになるでしょう。

神戸、大阪での大量感染者の発生で、もはや厳しい管理が事実上出来なくなっています。幸いにも毒性も弱いことでもありますし、あまり騒がないで、季節性インフルエンザと同じ対応にすべきではと思います。それにしても日本の感染者が高校生に偏っているのも、私たち年寄りには免疫が出来ているのかと希望的観測を持ちたくなります。

皆さんはどのように対処しますか?