日本船による定置定点クルーズ

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日本船による定置定点クルーズ

にっぽん丸の「飛んで北海道」は今年で四年目、途中小樽発着のサハリンクルーズを挟んで四回実施されました。外国船の主流である、同じ所を繰り返しクルーズする「定置定点」クルーズの発想だと思います。

毎回同じコースで同じ事をするので、コスト低減も可能でしょう。そのために飛んで北海道はお値段も安く、素晴らしく美味しい食事を提供してくれました。

さてこのような試みを他の地域でもするとすれば、どこが適しているのでしょう。国交省の発行している観光白書の最新版によれば、国内旅行での宿泊数の多い県ベスト・テンは次の通りとなってます。

東京 12% 北海道 8% 大阪 5% 千葉 4.8%、静岡 4.3%、沖 縄 4%、神奈川 3.5%、愛知 3.4%、長野 3.4%、京都 3%

北海道が第二位にきていますので、飛んで北海道が成功する理由が良くわかります。でも意外なのは東京・大阪が多いことです。関東では東京、千葉、神奈川がベスト・テンに入っています。合計すると20%にもなります。関西では大阪と京都で合計すれば8%となり、次点に兵庫がありますから北海道を越します。人気の沖縄は六位ですが人気は北海道の半分です。

横浜、神戸はクルーズの集客としてピカ一ですが、他県からの訪問者数も群を抜いていることがわかります。

そこで横浜・神戸ショート・クルーズを連続した企画は出来ないかとの着想がわいて来ました。今でも横浜・神戸ショートクルーズは存在します。でも単発です。そこで「横浜・神戸」「神戸・横浜」のセットを例えば三回繰り返し、連続乗船を可能にします。

もちろんこの六回のクルーズでの食事やショウの内容はあたかも五泊六日のクルーズのような設定にするのです。あるいは二回繰り返しの三泊四日でもかまいません。夏は花火やお祭りの定番クルーズが控えていますから、「春爛漫欲、欲張り関東・関西」「紅葉の秋、欲張り関東・関西」など年に何回か繰り返すのです。

地方の人が「関東および関西」という欲張り旅行を楽しめる「欲張り関東・関西」の定置定点クルーズで、夜は航海、昼は観光にあてるのです。多くの乗客は「横浜・神戸・横浜」「神戸・横浜・神戸」の二泊三日になりますね。横浜・神戸での観光を可能にするためにオーバーステイも考えられますね。「横浜観光・ホテルびいなす」のような形態です。

まさに日本船によるカジュアル路線そのものです。実現しないかな!

その他にも「沖縄発着南西諸島」「神戸発着瀬戸内・四国」「博多もしくは長崎発着九州一周」「横浜発着東北」なども考えることが出来ますね。そこでアンケートを設定しました。ふるって参加ください。
http://bbs1.sekkaku.net/bbs/fujiwara69.html