Love Boatスタイルのクルーズに階級闘争

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Love Boatスタイルのクルーズに階級闘争

外国船クルーズの消息通の間で、ひそかに面白い話がささやかれています。それはクルーズにおける階級闘争です。

2008年の後半から大衆船(マスマーケット)で安値合戦が展開されています。その結果、従来からクルーズを楽しんでいた人々より収入の低い階層の人々がクルーズを楽しむようになってきました。その事実が従来の大衆船(マスマーケット)のクルーズ愛好家のご機嫌を損ねています。

その証拠に大衆船より少し上のランクの船に、大衆船(マスマーケット)からの「難民」すなわち「新入り」が流れ込んでいるというのです。

その「難民」たちは口を揃えて「安値に引かれた人たちと一緒にクルーズをするのは幸せではない。だから少し余分にお金を払ってでも、上のランクの船に逃げ出した」と言っています。また彼らは「私たちの貴重な休暇を、このようなレベルの低い安値狙いの乗客と一緒に過ごしたくない」とまで言い切っています。

でもこのような大衆船からの難民(新入り)は、上のクラスの乗客と摩擦を起こすことだろうと評する人もいます。上のクラスの乗客は「難民」に対して同じ感情をを抱くであろうからです。

こうなるとまさに「階級闘争」ですね。日本で言えば飛鳥に「格安温泉旅館ご愛用団体様ご一行」がなだれ込んだようなものでしょうか。何だか「お値段」が「上品と下品の判断基準」、「貧乏人とはつきあいたくない」と言われているようですね。

安値追求の貧乏人の私などは、今後努めて上品に振る舞わないといけないと、プレッシャーを感じましたが、一面の真理でもありますね。皆さんはどのように思われますか。