びいなす 秋の屋久島・奄美大島クルーズ

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びいなす 秋の屋久島・奄美大島クルーズ

シルバーウイークは各船とも大賑わいであったようです。皆さんそれぞれに楽しまれて何よりでした。

最近はどうも飛鳥が大変に人気で、にっぽん丸は改装でこれまた人気を集めそうです。でもクルーズファンとしてはびいなすに頑張って貰って、三船ともに人気が出て、日本のクルーズを盛り上げて欲しいと日ごろから思っています。

私自身、何かと気になるびいなすですが、ここ一年以上も乗船していません。最近の状況が気になっていたところ、日本船掲示板に嬉しい書き込みがありました。

素晴らしい観察眼で書かれていますので、そのまま借用しました。写真は

http://bbs2.sekkaku.net/bbs/?id=fujiwaray1&mode=res&log=30

でご覧ください。

書き込み頂いた内容

1.船のデザインについて

乗船して直ちに感じたのは、グループの新日本海フェリーの最新鋭船に大変似ているという事でした。メインダイニングへのアプローチ(プロムナード)は左舷側に大きな窓、その反対側にオープンカフェ売店(ロゴショップ)が並び、最近の長距離フェリーによくある方式を踏襲しています(1枚目の写真)。ホテル部門のシニアクラスのクルーに聞いた処、新日本海フェリーと同じデザイナーの手による設計だそうで納得です。(2枚目はぱしびいのスイート、3枚目が”ゆうかり”のスイート) 

内装や階段・通路の配置もフェリーチックに感じたのですが、ただ実は、フェリーチックだから悪いかと言うとまったくその反対で、本船のサービスと相俟って、却ってこのフネが「手造りのクルーズ船」と言う好印象を与えてくれました。

2.サービス

サービスクルーの気配りは、特筆ものと絶賛できます。船内どこでも、クルーに出会うと大変にこやかに挨拶がされます。食堂では、チーフクラスの日本人が目を光らせていて、こちらから声をかける前に飛んでくる事もしばしばでした。ダイニングのフィリピンクルーに聞くと、NYKフィリピンがクルー供給のあちらサイドの代理店になっているとの事ですが、はっきり言って飛鳥?のフィリピン人クルーより、日本語も達者かつ気配りも上と感じました。どういう教育をしているのでしょうか。SHKグループ恐るべし!と思いました。

常川船長は、まだ船長として総指揮をとってから日が浅いとの事で、ルールにより東京湾パイロットやハーバーパイロットをとられていましたが、大変落ち着いた物腰。スピーチもゆっくりかつ明瞭で、頼もしいキャプテンでした。オープンカフェでお茶を飲んでいると、同じダンス教室に参加されたキャプテンが、順番に顔を見知った乗客に挨拶しておられました。停泊地でオプショナルツアーのグループが出発する際も毎回岸壁でお見送り、夜のメインショーの後も出口でじきじきにご挨拶をされていましたが、こんなに身近で、サービス精神溢れるクルーズ船のキャプテンは初めてで、こんな辺りがぱしびいの”フレンドリー”と云われる由縁でしょう。

3.クルーズスケジュール

今回の屋久島・奄美クルーズは、連休を利用して金曜日の21時横浜発、5泊6日で今日午後1時半横浜着でした。これなら休暇をわざわざとらずに、かなり遠方へのミドルクルーズが組めます。このスケジュールによるのでしょう、今回はほぼ満船の450名乗船、船内は老若男女で大変良い雰囲気でした。これまで乗った日本船のクルーズの中で、今回は「乗客の織り成す雰囲気」が大変すばらしかったクルーズの一つと感じました。こういう形の連休利用、金曜の夜に晴海など発着するクルーズをどんどん行って欲しいです。

4.その他
部屋やダイニングの空調吹き出し口には、直接冷気が乗客に当たらない様、ちょっっとしたカバーが付けられているなど、手造りの創意工夫も船内各所に見えて、ホスピタリティーの高さを感じました(写真4)。 
ただキャビンも大浴場もシャワーの水圧が低くて使いずらいのが気になりました。

わずか5泊でしたが、私はすっかりこのフネのファンになり下船しました。