にっぽん丸のクリスマスクルーズ

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神戸港から二泊三日のクリスマスクルーズに参加しました。私たち夫婦が始めてクルーズに参加したのが、三年前のにっぽん丸クリスマスクルーズでしたので、大変に期待していましたが、今回のにっぽん丸は最初からおかしかったのです。

今回は年老いた母親の「親孝行クルーズ」で歩行困難な母親に車いすを借りて上下船するようにあらかじめ頼んでいたのに、情報が伝わっていないのか、準備されていませんでした。そして沢山ある荷物もチェックインがなく、自分で持ち込むのです。さすがに車椅子でそこまで出来ないので、クルーに頼みました。

またびいなすの場合、下船になるとキャビンまで車椅子を持ってきてくれて手伝いしてくれるのに、今回のにっぽん丸は受付に車椅子
をとりにいっても、車椅子での下船手配が出来ていませんでした。とにかく情報がキチンと伝わっていないのです。依頼しなおすと一生懸命やってくれました。しかし一体「にっぽん丸はどうなったのだろううか」と思いました。(飛鳥でもびいなすでもキチンとしていました。こんなことははじめてです。)

午後乗船でしたので、「食のにっぽん丸」の最初の夕食がこのクルーズとして、始めての食事です。洋食でしたが、その味のまずいこと!!ガーンと頭を打ちのめされた気分でした。念のため他の乗客にも確認しましたが「これでは食のにっぽん丸がなきますね」との意見が大多数でした。もちろん翌日は名誉挽回してくれましたが・・・

口の悪い弟は「クリスマスのメインディナーを美味しいと思わせるために昨日はわざと引き立て役に不味い夕食を出したのだろう」とからかわれたくらいです。3年前の初めてのにっぽん丸では最初の食事が昼食で「なんと美味しい」といっぺんにファンになったものですから、今回は美しい思い出を壊された気分になりました。

また二年前の飛鳥では乗船したとたんに、大きなクリスマス・デコレーションのお出迎えに目を奪われましたが、にっぽん丸では小ぶりのクルズマスツリーが要所要所に配置されているだけでした。それはそれでクリスマスの雰囲気が出ていて「大人のクリスマス」なんだろうとは思いましたが、少し物足りませんでした。

私の掲示板に出ていた「クルーのよそよそしさ」はありませんし、対応は良いのですが、初日の悪い印象を拭い去るには時間がかかりました。またショウーもそれなりに工夫されてはいましたが、三流のマジシャンを入れたために、ショウ全体の雰囲気がマイナスイメージに引きずりこまれそうでした。「あたりなずれびいなす」と同じく「にっぽん丸のはずれ」に今回遭遇したのでしょうか?

無寄航クルーズでしたので、船内でのイベントは数多くあり、忙しいくらいで、ダンスにも多くの人が集まり、盛会でした。ダンシングパートナも何名かいましたので、女性は満足だったと思います。また今までのクルーズで知り合った楽しい仲間と話がはずみ、年老いた母は大満足でした。全般的には楽しかったのですが、今回ばかりは「にっぽん丸どうしたのかな」と思いました。期待過剰だったのでしょうか?

明日から同じにっぽん丸でグアム・サイパンに出かけます。「クルーズでの年越し模様」をたっぷりと報告させて貰おうと思っています。そのようなわけでメルマガもニュースも当分お休みです。皆さん良いお年を!!そして来年もよろしくお願いします!

藤原雄一郎のクルーズワールド
http://inox-tabi.com/cruise/cruisetop.htm