にっぽん丸 ニューイヤークルーズ その3

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にっぽん丸 ニューイヤークルーズ その3

写真は掲示板をご覧ください。
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船内イベント
今回は洋上が多かったので船内イベントも結構盛りだくさんでした。年末の餅つき大会では、乗客参加で列をなし、つきたてのお餅をその場で餡(あん)、きなこ、大根おろしにお醤油の三種類で振舞われました。また三時のティータイムにも同じく三種類のお餅が提供されました。皆さん大いに年末気分を味わいました。

また大晦日はNHKの海外放送で紅白を楽しめましたし、にっぽん丸のカウントダウンは「にっぽん丸の行く年来る年」でクルーズディレクターが珍妙なふん装で出てきて乗客を笑わせ、最後は「蛍の光」をみんなで歌い、最後にカウントダウンで新年を迎えました。

明けて元旦の朝は江戸里神楽若山社中の笛や太鼓に獅子舞、大黒様の踊りで祝った後、朝食を祝います。お雑煮が美味しく、お代わりをしました。元旦、二日はグアム、サイパン寄航で大部分の乗客が陸にあがりますので、正月の祝い膳は二日の夕食となりました。そしてその夜、賀詞交換会として、盛大に鏡割りが行われ、船長の乾杯の音頭で、にっぽん丸のマスについだお酒で乾杯です。正月気分が盛り上がります。

年末年始のイベントは以上のとおりですが、そのほかの沢山の催物については省略します。船長主催のパーティはウエルカムとフェアウエルの二回あり、ドレスコードはフォーマルでした。

フォーマルナイト
日本の船でのフォーマルは始めての私ですが、驚きました。男性のタキシード着用率が多いのです。しかも私のように「借りてきた猫」状態のタキシードではなく、皆さん堂々と着こなしているのです。慣れた常連さんだなと思いました。そしてタキシードを着用していない乗客もほとんどが黒い背広にネクタイで、このように完全にフォーマルを守っているのは、外国船でも珍しい状況でした。

外国船のように「そこのけ、そこのけ」で良い場所は船のカメラマンによる独占などはなく、本当に船全体が社交界に一変したような雰囲気でさすがにっぽん丸と思いました。日本船でのフォーマルはめったにありませんが、世界一周されるかたは、この点に留意が必要です。

カジノやバー
私は夜遅いのが苦手で、様子がわからなかったのですが、今回は娘がカジノゲームにはまり込み、その後でのバーでの一杯を存分に楽しんだようです。カジノもバーも常連さんが多く、いつも同じメンバーなので新参者で若い我が家の娘はすぐに常連さんの仲間入りをして、連日ご帰還は午前様でした。時々新人が現れると、常連さんが手取り足取り教えてくれるそうです。

バーでは時間帯によって、気のあった人が集い、結構にぎわっていたと娘は話していました。但し一杯の値段が千円程度と少々お高いのですが、それを気にする乗客は私だけでしょうか。バーがお開きの時、船底の一階は娘だけで、他の人は5階の住人(デラックスとスイート)で驚いたと娘は言っていました。

このように、船内の色々なイベントにはそれぞれ、好きな人が集い、結構人を集めていました。常連さんが多いだけに、にっぽん丸での楽しみかたには慣れた乗客が多いのでしょう。このあたりが我が家の娘のように積極的でなければ、敷居が高いと感じるのも無理はないとも思いました。

藤原雄一郎のクルーズワールド
http://inox-tabi.com/cruise/cruisetop.htm