海外クルーズを阻害する要因

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海外クルーズを阻害する要因

一般的にクルーズによる旅行は高価であると思われています。国内クルーズでは一泊あたり5万円弱からとなり、見た目は確かに高いのですが、立派なお食事や、ショウなど総合的に考えれば少しも高くないのですが、二泊三日で10万円弱、10日間のクルーズとなれば、安くとも40〜50万円となりおいそれとは手が出ません。

一方海外の船会社のクルーズは一泊あたり100ドルからと経済的で、日本食とお風呂さえ我慢すれば設備もショウなどもとても素晴らしいものがあり、充実したクルーズを楽しむことが出来ます。ところが問題は航空券なのです。特に人気の地中海や北欧はユーロ高の傾向もありとても高いのです。しかしそれはしかたがないとしても、二つの問題があります。

一つ目は片道航空券の入手が困難なことです。往復航空券は格安がしのぎを削って競争していますので結構安価に手に入ります。ところが片道航空券は入手が困難なだけでなく高いのです。香港を例にとりましょうか。往復は4〜5万円程度でしょうか。しかし片道航空券となると、この倍程度もかかるのです。旅行社の場合は航空券を仕入れる所との強い交渉力を持っていますが、個人の場合はなかなか難しいのです。でもインターネットは便利ですね。片道航空券の値段を知らせてくれるサイトもありますから。

次は燃料サーチャージなどの料金です。例えば全日空の東京−サンフランシスコ間のエコ割21では6万2千円ですが、燃料サーチャージが26,600円他の経費を合わせると34,640円にもなっています。航空運賃の表面価格の半分以上が追加されることになります。なんだか航空券は安く、燃料サーチャージなどでその分上乗せされているような気分になります。
また雑誌クルーズのボスWによれば「テロ対策強化で出入国管理に15000円」全くもってなんてこっちゃ!の驚きです。

これでは比較的クルーズ代金の安いアメリカににも行けませんね。しかも最近はアメリカのクルーズも次々と燃料サーチャージを取り始めました。マネーゲーム原油の値段を吊り上げるのもいいかげんにして欲しいと思います。

安く海外クルーズを楽しもうと思えば、ネットを縦横に駆使して、航空運賃とRCIやコスタなどのオンライン予約で安い組み合わせを自らつくらなければなりません。もちろんすべて自己責任で、相当に「海外なれ」が必要です。でも団塊の世代でリタイアされる皆さんはこのような英語とネットの使い手が大勢いらっしゃるのではないかと期待はしています。

藤原雄一郎のクルーズワールド
http://inox-tabi.com/cruise/cruisetop.htm