カーニバル燃料サーチャージ廃止の方向に

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カーニバル燃料サーチャージ廃止の方向に

カーニバル・コーポレーションは10月31日以降の予約の乗客に対して燃料サーチャージを廃止すると発表しました。カーニバル・コーポレーション傘下のカーニバル、コスタ、キュナード、ホーランドアメリカ、シーボーン、プリンセスの各社が業界に先駆けて、廃止です。

クルーズ料金は2010年には引き上げると言っていますから全体価格としてどうなるかは不透明です。でも原油価格が140ドル台から80ドルを切る価格まで下がっていますので、妥当な決定だと思います。他社もいち早く見習って欲しいものです。

原油の価格変動にいち早く連動するのがガソリン価格ですが、航空機各社の燃料サーチャージは一向に引き下げの傾向にありません。値上げはいち早く、値下げは一番遅くが航空業界なのでしょうか。シンガポール発着の航空券を探していたらJALが3.6万円と格安でした。でもさらに調べて行くと燃料サーチャージが4万円で合計8万円を超えるのです。燃料サーチャージは航空各社で違いますから、表面価格では全く判断できないという異常事態です。

旅行業界には燃料サーチャージを含めた価格表示の指導がなされつつありますが、航空業界に真っ先に行政指導をして欲しいものです。

さて話をクルーズに戻しますと、外国船のクルーズ代金は変動価格制度です。需要と供給できまります。また円とドルの関係もここに来て激しく変動しています。海外船の場合、全てがセットされたツアーが便利ですが、旅行社はかなり前からツアーを組んでいますので、柔軟に変動に対応できません。

ここはオンライン予約が出来るクルーズラインでバラ買いするのも一つの方法かとも思います。RCIなどはクレジットカード決済ですから円高局面では旅行社が設定する不利なレートで購入するより有利です。今後サブプライム問題もあって「直前値下げ」も期待できるだけになおさらです。

旅行社に頼らず一人で旅を組み立てるのはリスクが大きいですが、それをやりきった場合のリターンもまた多い時代となりました。