金融危機とクルーズ

豪華客船の旅、クルーズファンのためのメルマガ申し込みは
http://www.melma.com/backnumber_143773/

金融危機とクルーズ

100年に一度という金融危機アメリカの数少ない製造業である自動車業界が苦心惨憺しています。車の販売が劇的に減少しました。
私はこのような金融危機とクルーズの需要の相関関係に目を光らせていますが、一向にクルーズ需要が減退したというニュースを聞きません。

そして注目のロイヤルカリビアンの今年度、第三四半期の決算が発表されました。それによると増収増益という誠にお目出度い決算でした。ここにきて原油の価格が下がったことが利益の面で貢献しているようです。でもさすがに9月の予約は減少しているのですが、10月の予約は持ち直しているとのことです。このまま予約の減少しない状態が続くとは思えないのですが・・・

また興味深いことに、ユーロ高で欧州の客が相対的に安いドルが通用するアメリカに出向いてクルーズを楽しむケースが多かったようです。現にこの間アムステルダムで話をした乗客は、欧州から大勢の客が買い物をしにアメリカに来ると言っていました。でもここにきてユーロは急激にそして大幅に安くなりました。このようなことは今後のアメリカのクルーズに影響するのでしょうか。

第四四半期は例年需要の少ない季節だそうです。値段を安くしてでも船を満杯にする方針のようですから、クルーズ直前情報で掘り出し物が見つかるかも知れませんね。注目です。

日本の船は金融危機に対して、まず大丈夫だと思います。富裕な年配層が主たる客筋であることがとても幸いしていると思います。でも乗客の見る目は厳しく「費用対効果」を見て申し込んでいるようで、本日も飛鳥からクリスマスの単発チラシが別々の封筒で二つも来ていました。(当方は夫婦で飛鳥クラブメンバですから四通もの手紙を受け取りました。ムダですね)このような厳しい乗客の目は「よりよいクルーズの生みの親」として大切なことだと思います。