リージェント・セブンシーズ・マリナー見学記

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リージェント・セブンシーズ・マリナー見学記

世界のクルーズ人口は急成長を遂げ、全世界で1500万人の人がクルーズを楽しんでいます。(日本は18万人)外国船の多くは定置定点クルーズと言って、例えばアラスカクルーズのように、毎週土曜日発の七泊八日と言った具合でクルーズを提供しています。

クルーズ業界では船のクラスを「カジュアル船」「プレミアム船」「ラグジャリー船」と区分しています。世界一周はその船のいわば「ステイタス・シンボル」であり、定置定点が主体のカジュアル船では望むべくもありません。

「プレミアム船」の中でもクルーズラインのフラグシップ(旗艦)にのみ許された名誉です。それが「ラグジャリー船」ともなれば、世界一周があたりまえとなります。いわば世界でも最高峰のクルーズラインなのです。シルバーシー、リージェント・セブンシーズ、クリスタルなどがそれにあたります。もちろんあの有名なクイーン・エリザベス2を保有していたキュナードもそれにあたりますが、キュナードの場合は、船の中に階級制があり、「プレミアム船」部分と「ラグジャリー船」部分が混在しています。

このような世界最高峰の「ラグジャリー船」を利用する人はクルーズ人口1500万人の一割程度です。

さて前置きが長くなりましたが、その「リージェント・セブンシーズ・マリナー」の船内見学の機会に恵まれました。リージェントはシルバーシーと並んで「オールインクルーシブ」すなわちアルコールなどの飲料はもとより、チップなど全てが料金の中に含まれています。その上リージェントでは陸上観光まで含めることを検討中です。

キャビンには全てバルコニーがついた、スイート仕様で、それでいてお値段は、日本の船のステートルームと同程度です。

今年四月にクリスタル・シンフォニーに乗船しましたが、これら「ラグジャリー船」は全くの別格と言うか別世界だとしみじみ感じました。「カジュアル船」のように行列をしたり、水に至るまで有料で、いちいちサインが必要であったり、少し上質なレストランやコーヒーを求めようとすると、有料でサインが必要・・・

「ラグジャリー船」とは、お金などどうでも良く、このように「些細なことに煩わされる」ことを嫌う人たちのために存在するのだと思います。ですから何事によらず余裕があり、洗練された設備に、洗練されたサービス、そしてそれを受け入れる資格のある人々のための特別の空間であると思いました。

「カジュアル船」では「あの手、この手」で乗客を楽しませようとしますが、「ラグジャリー船」ではこのようなことはありません。「静かに極上の世界を楽しみながら、世界を旅する」と言ったところでしょうか。船を選ぶときは良く注意して、ご自身の目的に合致したクルーズを選ばないと、失望と不満のもととなります。

お話はともかくとして写真で見ていただくのが一番だと思います。

リージェント・セブンシーズ・マリナー見学記
http://inox-m2.com/report/rsm/
クリスタル・シンフォニー乗船記
http://inox-m2.com/report/syh/