クルーズ価格底打ち?

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クルーズ価格底打ち?

少し難しい話になりますが、昨年世界を震撼させた投機マネーは死んではいませんでした。世界的な低金利で世界中にお金がだぶつき、まず原油など商品市場に投機資金が流れ込んでいます。そのために最低価格から倍に高騰し70ドル前後と、クルーズの燃料サーチャージを賦課する基準値をオーバーしています。

日本でも盛んに「景気は底を打った」との報道がなされています。それに呼応するかのように、外国船クルーズの世界でも「価格の下落は底を打った」との声が聞こえてきました。世界最大のクルーズグループであるカーニバル・グループのCEOはウオール街のアナリストに対して「すでに値段は上昇しつつある」と述べました。予約も戻ってきているようです。

カーニバルグループの第二四半期の予約は何と昨年同時期の26%も上昇したそうです。とにかく昨年秋の価格下落はかって経験したことのないほどひどいものでしたが、やっと元にもどりつつあるとのことです。

結局今回の大騒動で、アメリカ国民は自動車は買いひかえても、クルーズは経費節減にさまざまな工夫をこらしてでも参加したいと思って、事実行動にうつしていることがわかりました。私もQM2英国周遊を新型インフルエンザで予約を躊躇している間に、海側キャビン1,395ドルが2,132ドルに跳ね上がってしまいました。これなら日本で購入するのと同じ価格です。

どうやらクルーズ愛好者にとって100年に一度の絶好のチャンスは逃げ出してしまいつつあるようです。これで船や航空機の燃料サーチャージが復活したら目もあてられませんね。私がメルマガで「今年の夏が最大のチャンス」と予告したのが残念ながら的中してしまったようです。