なおも続く海賊対策

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なおも続く海賊対策

飛鳥にびいなすが世界一周で堂々と海上自衛隊に守られて、危険地域を通過しました。乗船していた人に聞くと、色々と興味深いことがあったそうですが、「秘密厳守」とのことで公表できません。でも日本船の世界一周が終了して、海賊に対する関心は薄れたように思えます。

でも外国船では色々動きがあるようです。冬場から春にかけて中東ならびにワールドクルーズは最適シーズンを迎えます。でも危険地域を通過することが必須です。そこで最高級船、シーボーン・レジェンドは2010〜2011年のインド洋クルーズを中止すると発表しました。そして代わりにカリブ海でのクルーズを行うことに決めた様子です。

でもシーボーン・プライドやシボーン・スピリットのアジアクルーズはそのまま続行の予定です。
シーボーンについては次を参照ください。
http://www.pacificresorts.com/seabourn/

今年の春、MSCメロディが海賊との銃撃戦になって、航路を変更したことはあまりに有名です。その後、フレッドオルソンやハパクロイドが相次いで航路変更をしています。でもコスタ、RCI、オーシャニアはまだ航路変更をしていません。

冬場にプーケット近傍でのクルーズを堪能できる、帆船スタークリッパーがその役割を終了して、地中海に戻る時などはどのような安全対策を取っているのでしょうか?今年楽しんだアザマラ・クエストは来年もまたやってきますが、この危険地帯を通過しなければなりません。

ヨーロッパからアジアに配船するには、この危険地帯の通過が必須条項になります。乗客を乗せずに通過するわけにも行きません。海賊対策に有効な手を打って貰わないと、ただでさえ少ないアジアにおける魅力的なクルーズが減少するのは耐え難いものがあります。困ったことです。