ラストミニッツ セール

豪華客船の旅、クルーズファンのためのメルマガ申し込みは
http://www.melma.com/backnumber_143773/

ラストミニッツ セール

「日本のクルーズ人口が少ないから仕方がない」と言ってしまっては「実も蓋もない」のですが・・・・

外国船の場合、お値段はほとんどが「変動相場制」です。これは「需要と供給」によってお値段が絶えず変るということです。ですから旅行社に問い合わせして、その時点のお値段を知る必要があります。

クルーズ人口が1000万人近くも存在する(日本は18万人程度)アメリカでは、多くの旅行社が存在し、メールアドレスを登録すれば、「格安情報」が週に何度も送られてきます。

その中には「三日間の特別セール」などの格安やいわゆる最後の駆け込みである「ラストミニッツ・セール」もメールで送ってくるのです。

一方日本では総代理店から時々驚くような価格が出てきます。でも日本の旅行社は「急に言われても」とそれを顧客に積極的に売ろうとしません。と言うか短期間で売りさばく手法を持っていないのです。ですからせっかくの格安価格も売りさばくことが出来ない状況が発生しています。

旅行社にしても言い分があるのです。格安価格はスーパの目玉商品のように、店に引き寄せるための「撒き餌」です。価格が安いのでコミションの絶対額も安く手間暇ばかりかかります。(例えば現在出ている14泊が399ドル+200ドルのポートチャ−ジ:これだとコミッションは399ドルに対してしかもらえませんね)

ですから旅行社にしてみれば「安値を出すなら直前に出すな」と言いたいわけです。でも総代理店にすれば、「安値は直前にならないとわからない」ということでしょう。双方ともにごもっともです。要するに直前安値の販売システムが無いのです。

おりしも新聞報道によれば陸上旅行の王者JTBが赤字転落で200もの店舗閉鎖とのニュースが出ています。業界二位の近ツーや三位の日本旅行も赤字だとか。JTBは店舗閉鎖するかわりにネット集客に力を入れると表明しています。

格安情報を素早く顧客に告知して売るにはネットを活用するしかないのです。アメリカのクルーズ旅行社のような、使いやすいネット店舗が必要です。でも結局はクルーズ人口が少ないから、アメリカのようにネット集客にお金をかけることが出来ない・・・・

悪循環ですね。ホテルではネットで購入する人が多く、航空機もネットが盛んだと言うのに、ため息ばかりのクルーズ業界です。